昨日、飲み会で、「勇者シリーズの対象は10歳以上でしょう?」と言われたので、「いやいや、むしろもっと下、コアターゲットは幼稚園児ですよ」という話をした。バンダイさんの「戦隊」とかもそうだけど、ロボットの合体玩具は小学校に上がると卒業していくものなんですよと。
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2017年6月2日
「勇者シリーズ」は、もともと「エクスカイザー」が始まった時は、「幼年誌の表紙は取っても、アニメ誌に載るような作品にしない」というコンセプトだったんですよ。
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2017年6月2日
当時のタカラさんは、某「サムライトルーパー」という作品が、いわゆるアニメファンには大受けしたのに玩具は売れず、結果的にサンライズだけが儲かったという過去の例がまだ記憶に新しく、作品の対象年齢にはなかなかナーバスな時期だったと思います(汗)
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2017年6月2日
で、シンプルだった「エクスカイザー」から「ファイバード」「ダ・ガーン」と、ドラマ的にはだんだん複雑で深いものになっていくわけですが、タカラさん的にはそれがビジネス的に障害になってきていると考えていたんじゃないのかなあ?
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2017年6月2日
まあ、あくまで私の推測ですが、
それで、「マイトガイン」の企画が出てきた時に、タカラさんにものすごい警戒感があったわけです。
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2017年6月2日
いや、そうは言ってないんだけど、雰囲気がね(笑)
サンライズはこのまま玩具を置き去りにしてアニメファン向けの作品にシフトする気じゃないかと。
石田さんがオーデイションで描いた舞人は「こんなんじゃアニメファンに人気が出てしまうじゃないか!」と言われました(笑) pic.twitter.com/6wI24xDWt1
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2017年6月2日
それで、とにかく「単純明快」な「勧善懲悪」に、という話になって。
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2017年6月2日
まあ、いろいろあって、むにゃむにゃむにゃ…
そして「ブラックノワール」が生まれる。
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2017年6月2日
「光あれ」と言ったら「世界」が誕生した。
「玩具は電車だ」と言えば、たちまち石油は枯渇し自動車や飛行機は無用の長物になった。
そして、あらかじめ「世界」を彼らの手に取り戻すため、打ち倒されるべき存在となった。
以下略(笑)
結果的に「マイトガイン」はビジネス的には良かったらしく(あいかわらず数字的な事は知らないですが)続けて「ジェイデッカー」をやらせてもらうことが出来たので、それは良かったです。
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2017年6月2日
「マイトガイン」を作りながらに色々考えた事が「ジェイデッカー」につながっていく訳だし。
なので子供向けに見えるように、「ジェイデッカー」では主人公の年齢を下げたし(実はドラマ的には対象年齢は広がっている)「ゴルドラン」では主人公を少年三人にしてさらに子供向けに見えるように(内容はさらにひどいことになっているけど(笑))した。
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2017年6月2日
それなのに、私が監督をやらなくなった途端に、あんなに苦労した対象年齢問題はチャラになった(笑)
— 高松信司 (@takama2_shinji) 2017年6月2日
ひどい!
ひとこと言いたかった。
以上。
こういう裏話が……